
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の多くは、眠っている間にのど(気道)が狭くなり、空気の通り道がふさがれることで起こります(閉塞性睡眠時無呼吸)。なぜ気道が狭くなるのか、その背景にある要因を整理します。
主な原因とリスク要因
1. 肥満
最大の要因のひとつです。首まわりやのどの内側に脂肪がつくと、気道が狭くなりやすくなります。体重の増加とともに症状が悪化することも多く、減量は重要な対策になります。
2. 骨格・あごの形
あごが小さい、下あごが後ろに引っ込んでいる、といった骨格の方は、もともと気道が狭く、無呼吸が起こりやすい傾向があります。日本人を含むアジア人は、欧米人と比べてこの骨格的な要因の影響が大きいといわれています。
3. やせ型でも起こる理由
「太っていないから大丈夫」とは限りません。骨格の問題に加え、扁桃やアデノイドの肥大、舌が大きい、鼻づまりが慢性的にある、などの要因があると、標準的な体型の方でも発症します。
4. 加齢
年齢を重ねると、のどまわりの筋肉がゆるみやすくなり、無呼吸が起こりやすくなります。
5. 性別・ホルモン
男性に多い病気ですが、女性も閉経後はリスクが高まります。女性ホルモンには気道を保つはたらきがあると考えられているためです。
6. 飲酒・喫煙・睡眠薬
- 飲酒:のどの筋肉をゆるめ、いびきや無呼吸を悪化させます。
- 喫煙:気道に炎症やむくみを起こし、狭くなる原因になります。
- 一部の睡眠薬・鎮静薬:筋肉をゆるめ、症状を悪化させることがあります。
7. 鼻の病気
アレルギー性鼻炎や鼻中隔のゆがみなどで慢性的に鼻がつまると、口呼吸になり、無呼吸が起こりやすくなります。
放置せず、原因に合った対策を
原因は人によって異なるため、まずは検査で状態を把握することが大切です。肥満が主な要因であれば減量が、骨格や鼻が要因であればそれに応じた治療が選択肢になります。
これらの要因が積み重なると、高血圧や心疾患などのリスクも高まります。詳しくは 放置するとどうなるか をご覧ください。検査については 検査の流れ、治療については 治療法 をご参照ください。
睡眠時無呼吸症候群の全体像は こちらのページ で解説しています。
監修:
院長 松江修平
たちかわファミリークリニックは、立川市に所在しています。
JR中央線立川駅および多摩都市モノレール立川北駅から徒歩13分の場所にあります。
立川市は国分寺市、国立市、東大和市、小平市、昭島市、日野市、武蔵村山市、福生市に隣接しています。
当院での睡眠時無呼吸症候群(SAS)の相談は、これら地域からも多数の患者様お越しいただいております。
睡眠時無呼吸症候群のさまざまな症例を経験し治療しておりますので、自覚症状にお気づきで、少しでもご心配に感じられましたら、安心して当院にご相談ください。